現地時間16日、南米エクアドルの沿岸でマグニチュード(M)7.8の地震が発生、首都キトやその他の一部都市で被害が発生した。震源地は西北部にあるマナビ県北部の沿岸地域で、震源の深さは約19キロメートル。首都キトをはじめ国内のほとんどの地域で揺れが観測された。中国放送網が報じた。
地震発生時に欧州を訪問中だったエクアドルのラファエル・コレア大統領は、予定を変更して帰国、地震救援活動の指揮を執った。同大統領は、帰国途上、SNSを通じて地震で少なくとも233人が死亡したとの情報を伝えた。現地時間17日、エクアドルのホルヘ・グラス副大統領は、大統領令により、2カ月間の非常事態宣言を発令した。17日夜の発表によると、この地震による死者は246人に達し、少なくとも2527人が負傷したことが分かった。
首都キトの住民が撮影した動画では、地震発生時、スーパーマーケットの商品棚が猛烈に動き、激しい揺れが数秒間続いた後、店内は真っ暗闇に陥った。
在エクアドル中国大使館によると、キトの華僑華人に死傷者が出たという報告はないが、沿岸地区の中国人に死者や負傷者が出たか否かについては確認中という。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年4月18日