山西博物院の古参書画修復師の孫華さんは、自分の6人の弟子について、「修復はとてもたいへん。集中力を保ち、さみしさに耐えなければならない。6人はよくできている。この業界に向いている」と、自慢げにほほ笑んだ。新華網が報じた。
江蘇省丹陽市出身の楊嘯さんは、代々伝わる文化財修復の腕前を持ち、修復を専門に学んだ陝西省富平県出身の恵明涛さんは、驚くべき忍耐強さを見せる。原籍地が、山西省永済市の仝延東さんはイケメン修復師。これら、中国各地から来た「90後」(1990年代生まれ)の6人は、同じ夢を抱いて山西博物院書画修復グループに所属している。古い絵の修復の手順は非常に複雑で、6人は修復室で1日8時間作業をする。3年の修行を経て、6人は息を合わせて作業をすることができるようになり、古い絵の修復を慣れた手つきでこなす。しかし、名画家の作品と名画の修復にはさらなる技術の向上と経験の蓄積が必要で、まだ長い道が続く。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年4月29日