3、4年前に社会人となった1990年代生まれは、職場で鍛えられ、大都市生活の大きな圧力を受けてきた。これらの若者の生活の実態はどのようなものであろうか?某メディアが、調査を通じて、若者の日々の圧力に関する比較報告を取りまとめた。その内容を覗いてみよう。人民日報公式微信(Wechat)が報じた。
●生活環境:物価高は大きなストレス
1日3度の食事は、日常生活で大きなウェイトを占めているが、大都市では、1回分の食事代も決して侮れない。上海や北京は平均約30元、最も安い広州でも平均21元かかる。このほか、ミルク、お米、卵などの基本的な日常食品の値段についても、広州が最も安い。
次に、家賃について。上海市の家賃は、今年に入り大幅に上昇した。市中心部の3つの居室の部屋を借りる場合、相場は1万1098元(約18万7千円)と、広州の2倍以上する。上海中心部の1つの居室の部屋を借りるお金で、広州の3つの居室を借りることができる。
四大都市(北京・上海・広州・深セン)の基本的な生活関連支出のうち、電気代、水道料金、暖房費、ゴミ処理費などの1カ月当たりの支出は軒並み200元(約3400円)を上回り、最高は深センの519元(約8700円)。
統計データによると、大学卒業生の初任給は、北京が最高で4915元(8万3千円)、上海と深センがこれに続き、最低は広州だったが、軒並み3千元(約5万円)を上回っている。
大都市での生活の最大の魅力は、将来性の高さにある。では10年後の給料はどうなっているのだろうか?統計データによると、就業10年後の給料は、北京2万元(約33万6千円)、上海1万8千元(約30万円)、広州が最低で1万5千元(約25万円)だった。