「麗しい中国―2016年シルクロード観光年」の関連イベントの一つ、「桂林鶏血玉・シルクロード風景写真展」が6日、大阪アジア太平洋芸術研究交流センター美術館で開幕した。中国駐大阪総領事館の孫忠宝館長代理、中国国家観光局大阪駐在事務所の劉海生所長らが開幕式でテープカットを行ったほか、中日の各界関係者ら約70人が出席した。新華網が伝えた。
孫忠宝館長代理は挨拶の中で、「今イベントは『麗しい中国―2016年シルクロード観光年』の重要な関連イベントの一つであり、展示を通じて中日の文化・芸術交流を促進できることを望む」としたほか、「中国の国土は広大で、桂林のような美しい山水、鶏血玉のような貴重な宝が、中国にはまだまだある。多くの日本の方々に中国を実際に訪れてもらいたい」と述べた。
大阪市経済戦略局観光部の安井良三観光施策担当課長はスピーチの中で、「30年前に桂林を訪れたことがあるが、あの山水画のような景色は忘れがたい。今回の展示が、多くの日本の人々に桂林を訪れ、その独特の魅力を感じてもらうきっかけになればと思う」と語った。
中国からこの展示のために駆け付けた鶏血玉コレクターの陳林氏は桂林の鶏血玉について紹介した。それによると、鶏血玉は桂林近郊の竜勝各族自治県で最近発見された紅碧玉(レッドジャスパー)の一種で、硬度が高く、ユニークで味のある天然の模様を持つ。色は赤と黒を基調とし、黄色・紫・白・緑などの色合いが混じる。大阪は今回の鶏血玉国外展示の初めての会場で、彫刻作品や磨かれた原石など30点が展示される。
開幕式は中国文化の雰囲気あふれるものとなった。華僑・華人アーティストが今回のイベントのために創作した、桂林・桃花湾を歌った楽曲「桃花湾小唱」も披露された。
今イベントは国家観光局大阪駐在事務所、大阪アジア太平洋芸術研究交流センターの共同主催によるもの。桂林の鶏血玉の他にも、新疆、甘粛、青海などシルクロード沿線の美しい風景写真35枚が展示される。展示期間は1カ月。期間中には、中国観光年のPR映像や桂林の風景紹介映像などが放映される予定。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年5月11日