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<東北取材記>大学生視察団、無事視察を終える

~東北 絆プロジェクト~ 旅の体験と感動分かち合う

人民網日本語版 2016年05月25日08:34

東北観光推進機構を訪れた視察メンバー。感想を述べる青森県視察メンバー。JTBの岡部俊一中国事業担当部長。東北観光推進機構、JTB代表者と視察メンバーの集合写真。東北観光推進機構推進本部の庄子芳和事業部担当部長。感想を述べる福島県視察メンバー。感想を述べる宮城県視察メンバー。JTB東北取締役でもある伊沢洋平営業部長。感想を述べる秋田県視察メンバー。感想を述べる山形県視察メンバー。感想を述べる岩手県視察メンバー。学生たちの発言に耳を傾ける東北観光推進機構推進本部の油川晋司本部長代理(右)と庄子芳和事業部担当部長。羽田空港で集合写真を撮り、5日間の旅程を終えたメンバーたち=5月20日
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「若者が掘り起こす“東北”の魅力を発信する~東北 絆プロジェクト~」代表団の大学生たちは宮城県仙台市にある東北観光推進機構を訪れ、当機構の代表者や日本大手旅行会社JTBの代表者と共に視察期間中の体験と感動を分かち合った。人民網が伝えた。

交流会には東北観光推進機構推進本部の油川晋司本部長代理と庄子芳和事業部担当部長、JTB東北執行役員でもある伊沢洋平営業部長と岡部俊一中国事業担当部長が出席した。JTBの岡部中国事業担当部長は、東北地方は日本の国土の約五分の一にあたる6万7千平方メートルという広い土地で、米や美味しいお酒、グルメ、悠久の歴史をもつ祭りなどがあると紹介する一方で、中国では現在1980年代生まれや90年代生まれの人々が海外旅行する主な年齢層になっているため、今回のイベントに参加した90年代生まれの大学生たちに、自らの目で見た東北の本当の姿を中国の人々に紹介して欲しいと語った。

東北観光推進機構の庄子事業部担当部長は現在、東北地区の観光が直面している現状について「ここ数年、訪日外国人観光客の数は増え続けているものの、いずれも日本の大都市に集中しており、2015年に東北地方を訪れた外国人観光客の数はようやく東日本大震災発生前のレベルに達したばかりだ。そのうち中国人観光客はわずか9万人だ」と指摘し、同じく視察メンバーが今回の旅行を通じて、発表会ですばらしい提案をしてくれることに期待しているとした。

JTB東北取締役でもある伊沢営業部長は、東北地方の特色ある観光スポットや文化風習、宿泊施設を紹介するウェブサイトがすでに開設されており、JTBグループも引き続き外国人観光客にとって魅力あるツアーを組んでいく予定だと紹介した。

その後、視察メンバーはそれぞれ数日間の旅の感想などを次のように披露した。

〇青森県視察メンバー

青森旅行で、東北の人々の温かさや優しさを感じただけでなく、ツアーの中で、外国人向けに販売されているJRフリーパスが便利だった。

〇岩手県視察メンバー

岩手県は観光客が自然の中に浸りつくすことができる土地だ。

〇秋田県視察メンバー

秋田県はとても美しく、多くの人々に知られていないのが残念でならない。自分の力を尽くして、より多くの人々に秋田県の魅力を伝えたい。

〇宮城県視察メンバー

数日のツアーで現地の人々の素朴さと親切さ、人々の自分の故郷に対する誇りを感じることができた。

また今回、山形県と福島県の視察には日本人留学生が1人ずつ参加した。中国人学生と共に旅行することで、この2人の「地元民」も新たな角度から自分の意見を発表している。山形県を視察した阿部理さんは「中国人観光客にとって日本旅行とはまず東京での買い物、その次に京都で伝統文化を感じ、そのあとで美しい景色を鑑賞したいと考える。東北の景色は確かに美しいが、それだけで中国人観光客を惹きつけるのは難しい。山形県鶴岡市は日本で唯一『ユネスコ食文化創造都市』に選ばれている場所だ。そのためグルメを東北地方に外国人観光客を呼び寄せる目玉にすることができると思う」とした。

福島県を視察した岡部航大さんは今回、中国人学生と共に旅行したことで、外国人観光客が現地を旅行する際に不便に感じる点に気付いたという。例えば、Wi-Fiサービスを提供する宿泊施設が多くない点、買い物する際に商品の詳細な説明がない点などだ。これら細かな点は今後改善して欲しいと語った。

「若者が掘り起こす“東北”の魅力を発信する~東北 絆プロジェクト~」の活動は5月20日で無事全行程を終えた。今回の活動は「東北 絆プロジェクト」の一環として行われ、5月16日から20日まで日本の東北6県で展開された。同プロジェクトには北京大学、清華大学、中国人民大学等大学から12名の中国と日本の大学生が参加。6月には発表会が計画されており、視察メンバーたちは視察した内容を元に、今後東北地方を旅行する観光客が参考にできるような特色に富んだツアーを企画し、発表する予定だ。(編集TG)

「人民網日本語版」2016年5月25日

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