韓波さんは生まれも育ちも新疆維吾爾(ウイグル)自治区・沙湾県の農民。彼は新疆で初めて綿収穫機を購入した農民であり、新疆で初めて米国の綿収穫機に提案を行い、それが採用された農民だ。彼の学歴は中卒だが、米国の有名な綿収穫機企業を説き伏せ、多くの特許を出願することに成功したばかりでなく、農業機械(サービス)合作社を立ち上げ、海外から招聘を受けて出国し、現在その作業エリアは北スーダンにまで及んでいる。人民網が伝えた。
2006年、彼は全県で初めての農業機械協会を率先して設立した。2010年には村のいくつかの農業機械の大規模ユーザーを集めて宏基農業機械専業合作社を設立、2014年からは周辺の合作社との提携も始めている。現在、提携した合作社は全県のハイエンドで先進的、スマート化された農業機械設備を一堂に集め、年間サービス面積は120万ムー、全県耕地面積の52.6%を占める。
またそれだけでなく、韓さんは現有の産業をベースとして、沙湾県農業機械産業パークを成立させる計画で、農業機械のディーラー、農業機械中古取引市場、農業機械トレーニングセンター、農業機械製造改造企業など、農業機械の産業チェーンをさらに一歩展開していく計画だ。韓さんは沙湾および新疆の農作業に適した農業機械を発明・生産し、技術トレーニングを行うことで、より多くの農民に農業と農業機械技術を学ばせ、農業栽培や農業機械の操作レベルを向上させて、より多くの人々が豊かに暮らせるようにしたいと考えている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年6月1日