習近平国家主席は5日、第11回G20サミット閉幕後に杭州国際博覧センターで国内外の記者と会見した。人民日報が伝えた。

習主席は閉幕式で総括したサミットでの共通認識と主要な成果として、各国は▽世界経済のために方向性を明示し、道筋を計画する決意をした▽成長方式を革新し、世界経済のために新たな原動力を注ぐことを決意した▽世界経済・金融ガバナンスを完全なものにし、世界経済がリスクに耐え抜く能力を高めることを決意した▽国際貿易、国際投資という二大エンジンを盛り返し、開放型世界経済を構築することを決意した▽包摂的発展、連動的発展を後押しし、G20協力の成果が世界中に及ぶようにすることを決意した――を挙げた。

習主席は「G20杭州サミットは世界経済の成長とG20のモデル転換の肝要な節目に開催され、国際社会から幅広く注目され、各方面から大きな期待を寄せられてもいた。各構成国、来賓国の指導者、及び国際機関のトップは革新的で、活力ある、連動した、包摂的な世界経済の構築というサミットのテーマをめぐり、重要議題について踏み込んで意見交換し、世界経済の成長と協力の大計を共に協議した。各国の共同努力の下、会議は実り豊かな成果を挙げ、期待した目標を達成した。サミット後、各国は引き続き共に努力して、杭州サミットの各成果を積極的に実行に移し、推し進め、世界経済の力強く、持続可能で、均衡ある、包摂的な成長を促進する」と述べた。

習主席は最後に、杭州サミットの成功に向けたG20構成国、来賓国、国際組織の重要な貢献、サミットの成功とG20の発展に貢献したビジネス、シンクタンク、労働、女性、青年、民間社会など各界、中国による杭州サミット開催への各国メディアの支持に感謝の意を表明した。（編集NA）

「人民網日本語版」2016年9月6日