国際自然保護連合(IUCN)は4日、絶滅の可能性がある動物をランク付けした最新の「レッドリスト」を発表し、中国の数十年に渡る保護の結果、ジャイアントパンダの分類を、「絶滅危惧種類(EN)」から1つ引き下げ、「危急種(VU)」に分類し直すとした。 新華社が報じた。
中国国家林業局が昨年2月に発表した「全国第四回ジャイアントパンダ調査結果」によると、2013年末の時点で、中国には、野生のジャイアントパンダが1864頭いる。IUCNは、赤ちゃんを含めると、野生のジャイアントパンダは計約2060頭いると予測している。同報告は、一連の広範囲にわたる調査の結果、「ジャイアントパンダは、個体数の減少が効果的に抑制され、逆に個体数が増加するようになっている」とし、ジャイアントパンダの生存状況が改善されているということは、パンダの生息に必要な竹林の保護を含む、「中国政府の努力が効果的であることを証明している」と評価している。
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