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在中国日本大使館でレクチャー&デモンストレーション 香りを鑑賞

人民網日本語版 2016年10月24日15:23

香道文化を紹介する蜂谷氏志野流の香道を実演する蜂谷氏香りを鑑賞する作法を説明する第20世家元蜂谷宗玄氏の弟子香道を実演する峰谷宗玄氏の弟子展示された志野流の香炉
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香道の第21世家元継承者・蜂谷宗■(■はくさかんむりに必。はちやそうひつ)氏が21日、在中国日本大使館で香道文化のレクチャー&デモンストレーションを行った。人民網が報じた。

香道は、茶道、華道と並ぶ伝統芸能における「三道」の一つで、その歴史は室町時代にまで遡ることができる。香文化の源流は中国で、仏教と共に日本に入り、香木を焚いてその香りを鑑賞するようになった。蜂谷氏によると、「中国の香文化がなければ、日本の香道もなかった」。

日本には大きく御家流と志野流の二つの流派があり、蜂谷氏は志野流の第21世家元継承者。21日のイベントで、蜂谷氏は伝統的な香道を披露したほか、香道の起源やその発展、香道と茶道・禅宗の関係、香木の種類などを詳しく説明。来場者は香りを鑑賞し、香道の礼儀作法を学んだ。

中世芸道の神髄が詰まった香道は、香りを楽しむだけでなく、禅の精神を大事にし、礼儀作法も多いため、独特な生活美学を作り出している。現在、志野流は海外にも香道教室を設置しており、中国には弟子が約50人いる。蜂谷氏は、「香道を伝えるのは、香道そのものを発揚させるだけでなく、香道という懸け橋を通して、日中交流を促進し、相互理解を深めるためでもある」とし、香道の現状について、「香木は貴重で限りがある。香木をどのように保護するかが今の重要な課題。香道文化を伝え続けるために、父親と共に、植樹、造林に力を入れている」と語った。

今回のイベントは、日本大使館が行う「日中交流集中月間」の活動の一環。今後約一ヶ月間、北京と武漢では、太鼓YAMATO中国巡回公演や「断舍離」講演会、展示会「新・日本現代デザイン100選」など、日中間の交流イベントが集中的に開催される。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年10月24日

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