宇宙実験室「天宮2号」と共に軌道上に打ち上げられた衛星が、23日7時31分に切り離された。その際に、宇宙飛行士の景海鵬氏と陳冬氏は船内からカメラを使い、衛星が天宮2号の100メートル下をかすめ飛んでいく動画を撮影した。人民日報が伝えた。
中国科学院が開発した同衛星は9月15日、天宮2号と共に9月15日に軌道上に打ち上げられ、約40日の軌道上備蓄期間を経て切り離された。同衛星の重量は約47キログラムで、プリンター1台分のサイズだ。高効率軌道制御、柔軟な姿勢調整、スマート任務序列処理、宇宙・地球制御通信高速データ通信の能力を持つ。有人宇宙船「神舟7号」と共に打ち上げられた衛星と比べると、コンパクトで高性能で、高集積度、広範な用途という特長を持つ。これは次世代型の先進的な小型衛星だ。
同衛星は今月末、複数回の軌道制御を経て、ドッキングした天宮2号と神舟に再度接近し、その上空を飛行しイメージング観測を行う。それから天宮2号と共に近距離船隊駐留試験、宇宙新技術検証・試験を実施し、応用空間をさらに切り開いていく。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月24日
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