中国第34回南極観測隊は各種観測任務を順調に完了し、21日に上海に無事帰還した。計334人からなる観測隊は、160日間以上・3万8000海里以上の航海を経て、ロス海や中山基地、プリッツ湾、デービス海、アムンゼン海などで陸海空立体共同観測を行い、豊富な観測成果を手にした。新華網が伝えた。
観測隊は中国5ヶ所目の南極基地となるイネクスプレシブル島新基地と埠頭の仮設を完了し、発電や海水淡水化、通信などの機能を実現させた。今年2月7日には新基地住所選定・定礎式を開き、計画に基づき新基地の基礎的測量や工学・地質調査などの任務を完了した。
今回の南極観測では固定翼機「雪鷹601」により、中山基地への大規模な人員移動を実現。同機は今回の任務で80回飛行した。また科学研究・観測では19回の飛行観測を実施し、累計飛行距離は4万5000キロを上回った。観測エリアには南極東部の棚氷構造や氷床下の山脈、氷床下の山脈湖沼、深部峡谷などが含まれる。
観測隊はさらに中山基地における夏季観測を完了し、南極重要歴史文化遺跡を保護する国際協力に初参加した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月23日
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