中国科学院は3日、国内初のクラウドAIチップを発表した。理論上のピーク時の速度は固定小数点演算で毎秒128京回で、世界先進水準に達した。新華社が伝えた。
画像を使い、大規模な検索を行うシーンを想像してみよう。クラウドAIチップは、より正確でスムーズなビッグデータ処理能力を提供できる。中国科学院傘下の寒武紀科技公司はクラウドAIチップ「cambricon MLU100」の開発に成功した。平衡モデルの理論上のピーク時の速度は固定小数点演算で毎秒128京回で、高性能モデルの場合は毎秒166.4京回。通常のエネルギー消費量は80Wのみで、ピーク時でも110W未満。
寒武紀科技公司の陳天石CEOによると、同チップは各種ディープラーニング及び機械学習アルゴリズムをサポートする。視覚・音声・資源言語処理、データ発掘などの分野の複雑なシーンにおけるクラウドスマート処理の需要を十分に満たす。
寒武紀科技公司は端末とクラウドの製品ラインナップを持つ。同社は2016年に端末スマート処理装置IP製品「寒武紀1A」を発表した。これは世界初の商用端末スマート処理装置IP製品で、ファーウェイのスマホなどのスマート端末で広く応用されている。クラウドチップは主にサーバーやデータセンターなどのクラウドコンピューティングシーンで用いられる。今回発表されたMLU100クラウドチップは、各種の複雑なクラウドスマート任務を自力で実行できる。従来の端末チップよりも高い機能を備えるため、開発の難易度もより高くなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月4日
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