人工知能(AI)技術が各業界に深く浸透するようになるにつれ、その利便性を活用するコンテンツクリエイターも増えている。中国のインターネットサービス大手・百度公司はこのほど、コラムサイト・百家号のコンテンツクリエイターのイベントで、人工知能文学創作サポートプラットフォーム「創作大脳」を発表した。同プラットフォームは、クリエイターに誤字脱字などを指摘したり、情報を取り出したりするサポートを提供する。北京日報が報じた。
動画の分野を見ると、動画のクリエイターは「創作大脳」の視覚理解技術のサポートを活用すれば、画面に向かって再生と巻き戻しを繰り返しながら編集する必要はなく、ロボットが動画の中の良いシーンを識別してチョイスしてくれ、それをショート動画にしてくれる。そして、クリエイターがそれをさらに編集して動画作品を完成させることができ、仕事の効率が大幅に向上する。画像・文章のコンテンツの分野でも、「創作大脳」がサポートしてくれる。スピーディーに仕上げようとするあまり、誤字脱字が多くなってしまうという個人メディアのコンテンツクリエイターにとっては、見直し、校正をしてくれるスタッフを雇わなくても、「創作大脳」がその仕事の一部を担ってくれるので、大きなサポートとなる。「創作大脳」の語義に基づく、スマート校正機能の解析精度は95%以上と、大学生並みの校正能力を誇る。
「文字を入力するだけ」というイメージの強いスマホの文字入力機能も、人工知能とコラボして一層便利な機能を提供してくれるようになる。百度はこのほど、業界初の声紋認証技術を搭載した文字入力法AI新版をリリースした。同入力法は音声を記録する機能を持ち、2-3人の小型会議で、声紋を認識して発言者別の記録をしてくれる。そのため、手で字を打たなくても、会議の記録を自動で行うことができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月23日
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