数多くの雇用先が、外国人講師を急募しており、外国人卒業生もまたロボットやチップなどのハイテク企業に大きな関心を抱いている。上海浦東新区海外人材局は24日午後、上海自由貿易区で就職を希望する外国人の大卒生を対象に、新区人材センターで「第三回外国人大学卒業生就職説明会」を行った。新民晩報が伝えた。
過去2回の説明会と比べ、今回の説明会には、数多くの学校やトレーニング機関が新たに参加しており、バイリンガル幼稚園だけでなく、トレーニング機関や大学などでも外国人講師を急募していた。ある民間のバイリンガル幼稚園の担当者は、説明会会場で、「バイリンガル幼稚園の人気がますます高まりを見せており、どの園にとっても、外国人教員の人材不足が常に悩みの種となっている。特に、幼稚園教諭の経験を持つ外国人は極めて不足している。それにも拘わらず、外国人教員は非常に流動性が高いのが現状だ」と話した。
上海科技大学も説明会に参加し、教授などのポストの募集情報を提供し、外国人が数多く問い合わせをしていた。だが、募集要項によると、同校は科学研究のハイレベル人材を求めているため、新卒の外国人留学生は、引き続き大学院修士・博士課程で学問を続けるか、あるいは補助教員となる道しかないようだ。
どちらかというと人気の高くない教育業界に比べ、ロボットメーカーやチップメーカーなどハイテク業界の企業ブースには長蛇の列ができており、欧米諸国出身の留学生の数も少なくなかった。ある留学生は、「比較的高収入で将来性の高いポストに惹かれてこれらの業界を希望する外国人学生は多い。また、上海の発展は極めてスピーディで、治安もとても良いため、数年間留学生として上海で暮らした経験のある人は、上海での就職を希望している」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月25日
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