生涯独身率の増加や少子高齢化が深刻な日本でも、実は似たような現象がみられるようになってきており、結婚適齢期になっても結婚しない子供を心配する親たちが、子供の代わりに結婚相手を探す「代理婚活」が行われている。しかし自発的にバラバラに行われている中国の「お見合いコーナー」と異なり、日本の「代理婚活」はより組織化されている。2005年に設立した一般社団法人「良縁親の会」は、毎年「代理婚活」イベントを開催しており、これまでに延べ2万6千人の親が参加している。そのイベントでは、子供の代わりに親同士がお見合いをして、子供の情報を交換し、気に入れば、その身上書を交換して子供は親の持ち帰った資料を見て、実際に会うかどうかを決める。子供たちが会うことを決めた場合は、連絡をとり合い、そうでない場合は身上書を返却するといった流れだ。イベント参加費は1万1千円から1万3千円ほどで、毎年日本各地で50回ほど開催しているという。
また今年1月にヤフージャパンが11万人を対象に実施した「代理婚活」に関する調査では、50.5%が「代理婚活」に賛成、49.5%が反対という回答だった。
こうした結果に対するネットユーザーたちの反応は「ちょっと情けない」、「結婚後うまくいかなかったら親のせいにするのかな」という批判的なものから、「出会いのきっかけの一つに過ぎない」や「どうやって知り合ったかが大事なのではなく、大事なのは自分に合う人に出会うこと」という意見まで様々だった。
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「人民網日本語版」2018年8月16日
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