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【七夕特別企画 】「お見合いコーナー」にみる中国の婚活事情

人民網日本語版 2018年08月16日11:22

中国のバレンタインともいわれる七夕節(旧暦の七夕、今年は8月17日)を前に、人民網取材班は日本人スタッフと共に、中国ならではの婚活の場「お見合いコーナー」の取材に北京市の天壇公園を訪れた。人民網が伝えた。

ここに来る人々の多くが結婚適齢期を迎えた子をもつ親たち。子供のプロフィールを書き出した紙を並べ、条件が合いそうだと判断した相手と連絡先を交換し合い、お見合いまで話を進めていく。

こうした親が子供の代わりに結婚相手を探す「お見合いコーナー」は、北京や上海、天津といった多くの都市の公園で日常的に行われており、いずれも中高年の人々が自発的に集まり、若者のために「良縁」探しをしている。なかには自分の子供の婚活がうまくいくと、今度は他人の子供のためにお節介を続ける人もいる。そんな「お節介」な人々は、相手探し中の若者たちの情報を何人分も持っており、条件が合いそうだと判断した相手が現れると仲介役を買ってでる。

「お見合いコーナー」に足を踏み入れるや、「お嬢さん、自分の相手探し?それとも誰かの手伝い?」と積極的な中高年の人々に取り囲まれてしまった。「戸籍は北京?うちの近所に1986年生まれの男性がいるけど、どう?彼は天壇公園の南門と北海公園に不動産持ってるよ。考えてみない?」と早速声をかけてきた年配の男性が話し始めたように、ここにやってくる人々が最も関心を抱くのが、戸籍の所在地や不動産所持の有無、そして勤務先や収入といった情報。こうした「最低条件」以外にさらに、それぞれの親が結婚相手に求める条件が加えられる。ある男性は、「息子のために若い子を探している。私の妻も私より13歳年下だからね」と話す。もちろん積極的に「セールスポイント」をアピールすることも忘れない。「娘は銀行勤務なの。待遇もよくて、安定しているわ」や「息子は身長191センチの長身のイケメン。おまけに最近英国留学から帰ってきたばかり」、さらには「息子には小学2年生から中国の4大名著を読ませていて、とても賢いのよ。おとなしい性格で女の子を口説いたりするのが苦手だから独身なだけ」と欠点を美点に置き換える「力技」まで飛び出し、アピールに余念がない。

ではこうした「お見合いコーナー」について若者たちはどう考えているのだろうか。若者たちに取材してみると、「両親が気に入るような相手ばかりで、必ずしも私たち若者が求めるような相手とは限らない」や「若者をモノ扱いしているように感じる。プロフィールを並べて、まるで売り買いしているみたい」と批判的な意見が占めた。同行した日本人スタッフも「お見合いコーナー」体験に「個人情報をたくさん聞かれて戸惑った」と話す。一方、「知り合えるチャンスは多いと思う」と肯定的な意見もあれば、「親たちがお見合いコーナーに参加するのは、子供の魅力を信じていないから。まずは親からの信頼を得ることが大事。親子のコミニュケーションの問題だと思う」と親子間にその問題があるとした意見もあがった。


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