じっくり落ち着いて本を読んだのはいつのことだろうか?生活リズムが加速するにつれて、携帯電話やパソコンにばかり時間をとられ、本からは次第に遠ざかっているという人がますます増えてきている。
4月23日は「世界本の日(世界図書・著作権デー)」。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が提唱し、1995年に正式に制定され、より多くの人に読書と著作を広めていくことを目指している。
北京では、読書離れの現状を解決しようと、一部の「90後(1990年代生まれ)」たちが、「いつでもどこでも読書を」をキャッチフレーズに若者たちに図書や読書の事業を立ち上げることを呼びかけ、「一書」スマートセルフ図書レンタルシステムを研究開発した。
北京一書科技の李海洋・最高経営責任者(CEO)は、「中国は伝統文化に恵まれた大国であり、世界一の出版規模を誇る大国でもある。しかし、国民の読書量は先進国に遠く及ばない」と憂う。彼は両親に内緒で、両親が彼に買い与えた不動産を抵当に資金を調達し、80万元を投じてこのスマート図書館を模索する道を切り拓いたという。そして、こうしたことは全てより多くの人々に読書を楽しんでもらうため、としている。(編集TG)
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「人民網日本語版」2018年4月23日
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