ロボットを操作しサッカーを楽しむ子供
世界ロボット大会2018が15日、北京亦創国際会展センターで開幕した。フォーラム、ロボット製品博覧会、ロボコン、地上無人システムという4つのイベントを催し、北京及び全世界のロボット産業の最新成果を展示し交流する。大会は19日まで開催される。北京青年報が伝えた。
大会には劉鶴中共中央政治局委員・国務院副総理が出席し、談話を発表し、「ロボットは現在の科学技術変革の最も重要な分野の一つであり、人類社会の生産方法とライフスタイルに深い影響を及ぼす。現在の世界では、人口と社会構造の変化、『科学』から『技術』への変革が加速し、経済発展の新たな成長源が必要となっており、ロボットの発展が広く重視されている。現在のロボット発展には、明らかな傾向がある。ロボット産業の発展が大幅に加速し、ロボットと次世代情報技術が深く融合し、応用範囲が拡大を続けている。ロボット分野の国際協力がより緊密化している」とした。
◆京東配送ロボットに質問が殺到
ネット通販大手・京東商城の「ロボットファミリー」が今年再び勢揃いした。ドローン、自動運転車、無人倉庫などのスマート物流分野の10種類以上の最新製品を展示した。
「信号を見分けることができるのか」から「受取人の身分確認はどうするのか」、「道路で車にひかれたらどうするのか」まで、かわいらしいデザインの配送ロボットに対して、来場者は多くの疑問を抱いたようだ。京東商城の担当者によると、同ロボットは現在、主に都市部の末端配送業務を担当し、営業所からオフィスビル、住宅街、事務エリアなどに配送する。現在は閉鎖的な団地内での配送から、市街地の開放的な環境での配送に徐々に移行しており、北京市や西安市、雄安新区などで使用されている。担当者は、「営業所で荷物を積むと、固定ルートを走行し、自動的に障害物を回避し信号を順守する。目的地に到着後、顔認証やショートメールの検証コードなどにより、スムーズに荷物を受け渡す」とした。
他にも京東商城が発表したばかりのロボット及びスマート運転に応用可能な高精度地図商品「京東地図」と「京東地図データ収集車」が同時にお披露目された。これらの商品は業界関係者から注目を集めていた。
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