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中日企業間交流・連携を深め新たなサービスの創出を 岡豊樹氏 (2)

人民網日本語版 2019年01月07日16:59

人民網の取材に応じるみずほ銀行執行役員の岡豊樹氏(撮影・呉穎)。

人民網:みずほ銀行は中国に数多くの支店や出張所がありますが、今後は中国でどのように事業を展開していくのでしょうか。

岡:中国金融市場は変化を遂げようとしており、そのスピードに驚いています。中国は現在、外国企業や外国人に向けた市場開放を深めています。2018年4月にボアオ・アジアフォーラム年次総会を開き、特に金融機関は銀行や証券、信託、資金管理などのマーケットで外国企業や外国金融機関に対してさらに門戸を開き、対中進出を促すという変化が見られました。

また、中国のデジタルテクノロジーが非常に進んでおり、アリババ、テンセントグループを中心に微信支付(WeChatペイ)や支付宝(アリペイ)など、キャッシュレス社会が進み、互いのデータ交換によって決済が簡単・スピーディに出来るようになっています。この大きな流れを受け、日本の金融機関、日本の顧客、中国の顧客がそれぞれ変化するマーケットで、より先進的な金融技術を使ってビジネスを進めていけるよう、みずほ銀行はサポートしていきます。そのための事業戦略には大きく分けると二つあります。

一つ目は、既存金融サービスの高度化、多様化です。証券分野や資産管理分野などに対する顧客のニーズが高まりつつある環境下、そのニーズを満たすサービスの提供を行えるようにグレードアップしていくことを目指して参ります。

二つ目は、中国の国有企業や国有銀行、民間ベンチャー企業とアライアンスを強化していくことです。銀行のみならず、様々な企業やファンドが現在、金融機関に対してビジネスを進めています。そのため、これらの企業や政府・大学などの研究機関とも連携を強化することで、より先を見据えたサービス形態を展開して、新しいサービスの創出を目指しています。みずほフィナンシャルグループも世界のデジタルテクノロジーの進化とともに様々な商品やサービスを研究し提供しております。みずほフィナンシャルグループの組織力を生かし、中国においてもウインウインになるように進めていきたいと思っています。(文・木村雄太)

「人民網日本語版」2019年1月7日


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