京東商城(JD.com)が10日に発表した「春節期間電子商取引消費データ」によると、今年の春節(旧正月、今年は2月5日)連休中、中国の電子商取引消費には、「消費群体の若年化」、「帰省グループが低線レベルの小都市における消費増をけん引」といった傾向が見られた。京東のビッグデータによると、2月3日から8日までの売上は、前年同期比42.74%増加した。売上トップ5に入ったジャンルは、モバイル・通信、PC・事務、家電製品、アパレル・バッグ・シューズ、家具・インテリア用品だった。北京日報が伝えた。
調理器具、住まい、地元での生活と観光消費においては、高級ブランド品の購入や消費のアップグレードといった傾向が顕著に見られた。昨年同期と比べ、客購入単価の上昇幅が最も大きかったのは、調理器具、地元での生活/観光外出、贈答品、家具・インテリア用品、アパレル・シューズ・バッグだった。
地域別にみると、低線レベルの小都市の消費が大幅に伸びた。このうち、四線都市と六線都市の消費の伸びが最もスピーディで、春節連休中の売上は前年同期比60%以上となった。この背景には、都市で働く若者が故郷に帰省して年を越したことで、故郷の消費が大きくけん引されたという事情がある。また、電子商取引ルートでの消費が、さびれゆく村と全く無関係という訳でもない。このうち、遼寧、北京、天津、黒竜江および上海の住民は、食品・飲料の購入を好み、広東、広西、甘粛、江西、安徽の人々は、モバイル・通信関連製品の購入に偏る傾向が見られた。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年2月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn