ボアオ・アジアフォーラム年次総会の南中国海分科会が3月29、30両日に海南省博鰲(ボアオ)で開催され、成功を収めた。「アジア太平洋の海上の安全:協力、秩序とルール」をテーマに、南中国海域内外10数カ国・地域の学者、高官、業界代表ら100人近くが出席した。新華社が伝えた。
外交部(外務省)国境海洋事務局の易先良局長は基調演説で「南中国海の安全は強権ではなく秩序とルールに基づくべきだ。早くも1990年代に中国はASEAN諸国とルールに基づき平和と安定を図る模索の道を開いた。2002年締結の『南中国海における関係国の行動宣言』によって『南中国海のルール』が確立した。『南中国海における行動規範』協議はアジア太平洋の平和・安定の制度的保障をさらに完全なものにするとともに、アジアの特色ある海洋ガバナンスの道を探る。南中国海沿岸国及びその国民の安全を最優先に考慮すべきであり、協力は安全の保障と促進の主要手段だ。各国は心を一つにして力を合わせ、協力によって安全を保障し、促進するべきだ。域外国は南中国海の平和と安定を破壊する動揺の源となるのではなく、地域の平和と安定に建設的役割を発揮すべきだ。中国はこれまで同様、対話と協議を通じた争いの解決を堅持し、ルールを通じた良好な相互作用を堅持し、互恵的協力を通じた共同発展の実現を堅持し、人類運命共同体の構築を後押しし、南中国海の長期的安定・平和と地域の共同繁栄のために新たな貢献をする」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年4月1日