江蘇省化学工場爆発事故、習近平総書記が重要指示

人民網日本語版 2019年03月23日13:38

21日午後2時48分ごろ、江蘇省塩城市響水県の陳家港化学工業パーク内にある江蘇天嘉宜化工有限公司で爆発事故が発生。周辺の企業16社も被害を受けた。懸命な消火活動が行われ、既に火は消し止められ、大気中の汚染物質の指数も基準以内に戻った。現時点で、死者は47人、重傷者は90人に達し、他にも程度が違う負傷者が出た。新華社が報じた。

事故発生後、党中央指導部、国務院は事態を重く見て、現在イタリアを訪問中の習近平・中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は直ちに重要指示を出し、江蘇省と関連当局に対して、「災害救助活動を全力で展開し、捜索・救助活動のほか、負傷者の治療を直ちに行うなど、善後処理をしっかりと行い、社会の安定を守る。また、モニタリング・警報を強化し、環境汚染の発生を防ぎ、二次災害を全力で防がなければならない。そして、事故の原因をできるだけ早く解明し、信頼性ある情報を直ちに発表する」と求めた。さらに、「最近、一部の地域で重大な事故が頻発している。各地、関連当局は教訓をしっかり学び取り、潜在リスクの洗い出しを強化し、安全生産責任制を確実に実施し、特大事故の発生をなんとしても防ぎ、国民の命と財産の安全を守るように」と強調した。

国務院の李克強総理(中共中央政治局常務委員)は文書で、「科学的、かつ効果的に捜索活動を行い、負傷者の治療を全力で行い、負傷者・死者をできるだけ減らし、危険源を制御するために効果的な対策を講じ、二次災害の発生を防止しなければならない。緊急対応管理当局は、各地が危険物などを取扱う業界の生産における潜在リスクを洗い出して、処理し、各パートの責任履行を強化するように」と指示した。

習総書記の指示と、李総理の要求に基づいて、緊急対応管理当局、生態環境当局は、それぞれ業務グループを事故現場に派遣して、災害救助や環境モニタリング作業を指導している。国家衛生健康委員会も、重症医学、火傷、外傷外科、神経外科、カウンセリングなどの分野の専門家からなる国家級医療専門家グループを立ち上げ、現地に派遣して治療などの救援を行っている。江蘇省党委員会、省政府の責任者も現場で指揮にあたっている。現在、現場では救援活動や負傷者の治療などが秩序立てて行われている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年3月23日

  

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