ボアオ・アジアフォーラム 素晴らしい未来の構築を推進

人民網日本語版 2019年03月26日15:40

ボアオ・アジアフォーラム2019年年次総会が26~29日に開かれ、世界の政界、経済界、学界の代表が集まり、共通の未来について話し合い、共同行動を促し、共同発展を図り、アジアさらには全世界のために素晴らしい未来を構築する方法を探る。「開放、イノベーション、多国間協力」が今年のキーワードだ。新華網が伝えた。

中国は昨年、一部製品の平均輸入関税率を9.8%から7.5%に引き下げた。対外直接投資は世界上位の1300億ドルに達し、相手国に170万人の雇用を創出し、400億ドル近くの税収をもたらした。対外開放をさらに進め、海南自由貿易試験区の建設は良いスタートを切り、海南省の対外貿易は21%増加し、外資は113%増加した。

今年中国は第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムと第2回中国国際輸入博覧会を開催し、一段とインフラの相互接続を進め、国際生産能力協力を強化し、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進する。こうした中国のチャンスに世界は注目している。

ベトナム・アジア太平洋経済センターの武大略主任は「開放の拡大は投資先としての中国の魅力を高めただけでなく、外資系企業の中国市場参入にも有利な条件をもたらした。輸入拡大といった中国の政策はベトナムを含むASEAN諸国に利益をもたらし、グローバル化と自由貿易の促進に貢献している」と指摘。

ボアオ・アジアフォーラムに2回出席したことのあるインド・中国研究所のRavi Bhoothalingam名誉研究員は「中国の新旧原動力の転換、産業の高付加価値化、消費期待の高まりはアジアやその他の地域に機会をもたらした。これは質の高い商品とサービスへの中国人の需要にも合致しており、ウィンウィンだ」と語る。

近年、中国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立、BRICS新開発銀行やシルクロード基金の設立提唱、「一帯一路」建設の推進など、多国間協力を積極的に実践している。中でも「一帯一路」イニシアティブは関係国の戦略と連携する形で、確かな国際協力となり、アジア及び世界各国・地域に根を下ろし、成果を挙げ、世界で最も歓迎される公共財の1つとなっている。

世界的に有名なシンクタンク「The Schiller Institute」の駐ヒューストン代表は「『一帯一路』イニシアティブは新しいタイプの国際関係を創造した。その基礎は各国の協力・互恵だ。これはイニシアティブの最も重要な部分であり大変偉大だ」と語る。

10数年の歴史を持つボアオ・アジアフォーラムは未来へ向けて再び出発し、開放・包摂の対話のプラットフォームを築き、グローバル・ガバナンスの共通認識を形成する。中国と共に素晴らしい未来の構築を後押しすることを、世界は期待している。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年3月26日

  

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