中国外交部(外務省)の耿爽報道官は20日の定例記者会見で、カザフスタンのナザルバエフ大統領の退任について「ナザルバエフ大統領はカザフスタン共和国の建国者であり、カザフスタン国民全体から推戴された民族の指導者だ。中国側はナザルバエフ大統領の決定に理解を表明する」と述べた。
【記者】カザフスタンのナザルバエフ大統領は19日、大統領職を退くと発表した。カザフスタンの友好的隣国としてコメントは。両国関係の今後の発展への影響はあるか。ナザルバエフ大統領が両国関係の発展に果した役割をどう評価するか。
【耿報道官】中国とカザフスタンの国交樹立からの27年間、ナザルバエフ大統領は常に両国の友好に尽力し、中国と包括的な戦略的パートナーシップの構築を推し進め、「一帯一路」協力を支持し、これに積極的に参加してきた。中国側はこれを高く評価する。
また、後任のトカエフ大統領は中国人民の熟知する古くからの友人であり、良き友人だ。中国側はカザフスタンの発展・建設事業が新たな成果を挙げ続けることを望み、また信じており、友好的なカザフスタンの繁栄を祈っている。
中国とカザフスタンは互いに重要な隣国だ。現在、両国関係は高い水準を維持している。中国とカザフスタンの包括的協力の深化は両国の共通利益にかない、両国各界の共通認識でもある。中国側は両国関係と両国協力の将来に対する自信に満ちている。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年3月21日