中国国防部(国防省)の任国強報道官は26日、米軍艦の台湾海峡通過に関する記者からの質問に答え、「海峡通過に関わる全行程を把握している」とした。また中国人民解放軍は常に高い警戒度を保ち続けており、国の主権と領土保全を断固として守り抜くとした。中国新聞網が伝えた。
【記者】報道によると米海軍のイージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」と沿岸警備艇の「バーソルフ級カッター」が24日、台湾海峡を通過したが、この件に関するコメントは?
【任報道官】中国は米軍艦の台湾海峡通過に関する状況についてその全行程を把握している。中国側はすでに米側に対し、懸念を表明した。
台湾問題は中国の主権と領土保全に関わり、中米関係において最も重要で、最も敏感な核心となる問題だ。中国は米側に「一つの中国」原則と中米間の3つの共同コミュニケの基本原則の厳守を求めるとともに、台湾に関わる問題に関して慎重に対処するよう求め、中米両国と両軍関係及び台湾海峡地区の平和的な安定に影響を与えないことを求める。また中国人民解放軍は常に高い警戒度を保ち続けており、国の主権と領土保全を断固として守り抜く。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年3月28日