外交部(外務省)の華春瑩報道官は15日の定例記者会見で「中国とベトナムは南中国海の平和と安定を共同で維持し、引き続き陸上国境管理と共同開発などの面で協力を強化し、両国及び両国民に幸福をもたらす」と述べた。
【記者】中国政府級国境交渉代表団団長を務める孔鉉佑外交副部長(外務次官)とベトナムのレー・ホアイ・チュン外務次官がベトナムで中越政府級国境交渉代表団全体会議を行ったとの報道について、さらに説明をいただけるか。
【華報道官】中国政府級国境交渉代表団団長を務める孔鉉佑外交副部長(外務次官)とベトナム政府級国境交渉代表団団長を務めるレー・ホアイ・チュン外務次官が14日、ベトナム・ラオカイで中越政府級国境交渉代表団全体会議を行い、両国政府の関係当局と地方政府代表が参加した。
中越政府級国境交渉制度は中国ベトナム両党・両国指導者が重視し、指導する中で発足したものであり、長年にわたって良好に運用されてきた。双方は団長会談、全体会議などを通じて両国の陸上国境と海洋問題について緊密な意思疎通を保っている。
今回の会議で双方は実務協力の深化、溝の適切な管理・コントロール、中越関係の健全で安定した発展の推進において中越政府級国境交渉制度の果している重要な役割を積極的に評価した。双方は両党・両国指導者の重要な合意を引き続きしっかりと実行に移し、協議と協力の取り組みを一層強化し、海洋協力と共同開発を積極的に推進し、南中国海の平和と安定を共同で維持し、引き続き陸上国境管理と共同開発などの面で協力を強化し、両国及び両国民に幸福をもたらすことを再確認した。
双方は海洋問題が中越両国間で唯一、懸案となったまま未解決の問題であることを認識している。双方は引き続き両党・両国指導者間の重要な合意及び『中越海洋問題の解決の導きに関する基本原則合意』をしっかりと実行に移し、中越政府級国境交渉制度及びその下に設置した「北部湾(トンキン湾)湾口外海域作業部会」、「敏感でない海洋協力における専門家作業部会」の役割を十分に発揮して、海洋関連の溝を管理・コントロールし、実務協力を推進して、双方共に受け入れ可能な基本的・長期的な解決策を探るべく努力し、海上の平和と安定を共同で維持する。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年1月16日
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