米側の新たな追加関税措置について、外交部(外務省)の耿爽報道官は26日の定例記者会見で「中国に脅しと恫喝は全く効かない。米側が当該措置を実施するのなら、中国側は自らの正当で合法的な権益を断固として守る」と指摘した。
米側は24日、中国からの輸入品約5500億ドル相当への追加関税の税率を引き上げると表明した。耿報道官はこれに関する質問に「すでに中国商務部(商務省)報道官が米側の最新の追加関税措置についてコメントした。米側のこの行動は深刻に大阪会談での両国首脳の共通認識に違反し、多国間貿易ルールを踏みにじり、中米両国の利益を損ない、グローバルな産業チェーン及び供給チェーンの安全を脅かし、国際貿易と世界経済の成長に累を及ぼす、全くもって自他共に損害を与えるものであり、建設性がみじんもない」と述べた。
「こうした米側の露骨な貿易覇権行為と最大限の圧力のやり方に対して、中国側は断固たる反対を表明し、断じて受け入れない」「中国側に脅しと恫喝は全く効かないと、改めて米側に注意を促す必要がある」と述べた。
また「中国側は米側に対して、情勢判断を誤ってはならず、誤ったやり方を直ちに止めるようにと強く促す。米側が当該措置を実施するのなら、中国側は必ずや引き続き断固として措置を講じ、自らの正当で合法的な権益を守る」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月27日