中印は共に途上国、新興市場国であり、世界で2つしかない人口10数億の大国でもある。中印が手を携えて協力することは、互いの発展に資するのみならず、世界の多極化と経済グローバル化を後押しして、途上国の共通利益を守る助けとなる。チェンナイで習主席はモディ首相と引き続き世界の大勢について論じ、中印関係の発展に関わる大局的、長期的、戦略的問題について踏み込んで意思を疎通し、次の段階の中印関係発展の基調を定め、方向性を指し示し、中印の一致した声を世界に向けて発し、不確定性に満ちた世界に安定性を与え、プラスのエネルギーを注入する。
ネパールは中国にとって陸続きの友好的隣国であり、南アジア方面での「一帯一路」協力推進の重要なパートナーでもある。習主席はバンダリ大統領主催の歓迎式典、歓迎晩餐会に出席し、バンダリ大統領、オリ首相と会談するほか、各分野の協力協定の調印に立ち会う。また、ネパール共産党のプラチャンダ共同議長、ネパール連邦議会のトップ、政党の指導者と会談する。両国の指導者は中国ネパール関係の発展について新たな計画を立て、両国関係が急速に発展する新たな時代を共に開き、政治的相互信頼を深め、両国の世々代々の友好を支える民意の基礎を固め、両国による「一帯一路」の質の高い共同建設を推進し、各分野での両国の実務協力に新たな弾みを付ける。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年10月10日