感染状況について伊首相と電話会談　習主席は「自信」に2回言及

イタリアは現在外国で最も感染状況の深刻な国の一つだ。3月12日に中国専門家チーム一行9人が医療防疫物資・設備を携えてローマに到着し、最初にイタリア入りした国際支援者となった。雪中に炭を送る中国の行動に、イタリアの人々は大いに感動している。新華社が伝えた。

16日夜に習近平国家主席はイタリアのコンテ首相と電話で会談し、「自信」に2回言及した。

習主席は「数か月間の苦しい努力を経て、中国は感染予防・抑制状況にポジティブな変化が生じ、段階的で重要な成果を得ると同時に、経済・社会発展も回復を加速している。我々は終始慎重に対応し、感染症に対する早期の完全勝利を目指し、各国の感染予防・抑制に自信をもたらす」と強調。

「イタリア政府は感染症対策で一連の断固たる予防・抑制措置を講じた。中国側はこれを断固として支持しており、イタリアが感染症に打ち勝つことへの自信に満ちている。我々はイタリア側の急ぐところを急ぎ、イタリア側に医療専門家チームを増派するとともに、医療物資の提供などの支援に尽力する。中国側はイタリア側と共に、感染症との戦いの国際協力、『健康シルクロード』建設のために貢献したい。今回手を携えて感染症と戦うことで、両国の伝統的親善及び相互信頼は一層深まり、両国の包括的協力はさらに大きな将来性を迎えるものと信じる」と指摘した。

コンテ首相は「中国政府は断固たる措置を講じて、感染を効果的に抑制している。これはイタリアなどの国にとって強く勇気づけられることであり、参考にもなっている。イタリア側はこれに祝意を表す。イタリア側が困難にある時の中国側からの貴重な支援に感謝する。両国国民の厚い友情がこれによって再び裏付けられた。私はイタリアの政府と国民を代表して中国側に心からの感謝の意を表する。感染症が過ぎた後、両国関係は必ず一層堅固になる」と表明した。（編集NA）

「人民網日本語版」2020年3月17日