中国政府はこのほど、世界保健機関(WHO)に2000万ドルを寄付すると発表した。外交部(外務省)の耿爽報道官は9日の定例記者会見でこれについて、新型コロナウイルスの感染予防・抑制、途上国の公衆衛生システムの構築等指定の用途に用いられると説明した。
耿報道官は「新型コロナウイルスによる肺炎の流行は世界各地で発生し、拡大している。国際的な共同対策協力を実施する緊迫性が一層高まっている。中国側の今回の寄付はWHOの呼びかけに応じ、WHOが引き続き専門的な強みを発揮し、感染症と戦う国際的行動の中で調整の役割をより良く発揮すること、特に公衆衛生システムの脆弱な中小国が感染症に対する防御線を堅牢に築く手助けをすることを、実際の行動によって支援するものだ」と説明。
「中国側の寄付は新型コロナウイルスの感染予防・抑制、途上国の公衆衛生システムの構築等指定の用途に用いられる。具体的には中国政府とWHOの協議により決定し、できるだけ早く実行に移される」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年3月10日