外交部「中国は5つの措置で世界の感染拡大防止に貢献」

人民網日本語版 2020年03月12日13:01
外交部「中国は5つの措置で世界の感染拡大防止に貢献」

中国外交部(外務省)の耿爽報道官は11日の定例記者会見で、「現在、新型コロナウイルス感染による肺炎が世界の多くの場所で発生し、蔓延する状況にあり、一部の国では感染状況が比較的深刻化している。各国は意思疎通と協力を強化し、手を携えて感染拡大を防止に取り組んでおり、共に地域・世界の公衆衛生上の安全を守る重要性と緊迫性がさらに高まっている」と述べた。

耿報道官は、「中国はいささかも気を緩めることなく自国の感染拡大予防・抑制をしっかりと行うと同時に、世界の感染拡大防止に貢献するべく努力することを望んでいる」とし、次のような具体的な内容を示した。

(1)世界保健機関(WHO)や国際社会との意思疎通・協調を強化

我々は引き続き、公開され、透明で、世界の公衆衛生上の安全と人々の健康に対してしっかり責任を果たす精神に基づき、WHOや国際社会と速やかに情報を共有していく。同時に各方面との協調・協力を強化し、地域・世界の共同対策を推進し、感染の拡大・蔓延を阻止すべく努力する。

(2)世界各国と感染拡大防止経験の共有・交流を展開

現在、中国はすでに第7版の新型コロナウイルス肺炎診療プランと第6版予防・抑制プランを発表しており、複数の言語に翻訳して世界各国と共有・交流している。また、現在までに中国はEUやASEAN、アフリカ連合、上海協力機構(SCO)、南太平洋島嶼諸国、トルクメニスタンなどとテレビ会議を行い、感染拡大予防・抑制と診療経験の交流を行っている。中国はさまざまな形式で関係国・国際機関との交流・参考を引き続き強化し、地域・世界の公衆衛生上の安全を共に守る能力を向上させていく。

(3)支援を必要としている国・地域に医療専門家チームを派遣

現時点で、中国赤十字はすでにイランとイラクに専門家チームを派遣し、現地で集中的に業務を展開し、両国の感染拡大予防・抑制に協力し、現地当局と市民から好評を得ている。さらに中国はイタリアにも医療専門家チームを派遣し、現地の感染拡大予防・抑制を支援している。

(4)国際社会に薬品など防疫物資援助を提供

中国政府はWHOに2千万ドル(1ドルは約103.46円)を寄付し、関係国にマスクや薬品、防護服など防疫物資を寄贈し、一部の国に緊急で必要な医療物資と設備を輸出した。中国の地方政府や民間団体も続々とその他の国に支援の手を差し伸べている。中国は全力で自国の感染拡大を防止すると同時に、自身の困難を克服し、支援を必要としている国にできる限りの支援を引き続き提供していくことを望んでいる。

(5)国際社会との科学技術協力を強化

中国は関係国と薬物やワクチン、検査試薬などの面で科学技術協力を展開し、全世界的な範囲で一日も早く感染症との闘いに打ち勝つために「中国の知恵」と「中国の案」で貢献することを望んでいる。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年3月12日 

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