外交部の米高官発言に対する見解「中国非難ではなく感染症対策に全力を」

人民網日本語版 2020年03月13日14:08
外交部の米高官発言に対する見解「中国非難ではなく感染症対策に全力を」

米国側の一部高官は先ごろ、中国の感染症拡大防止に対する努力についていわれのない非難を行った。この件について中国外交部(外務省)の耿爽報道官は12日の定例記者会見で、「こうしたやり方はモラルに欠けているだけでなく、責任感も欠如している。しかも米国の自国における感染拡大予防・抑制にとってなんの助けにもならない」と述べた。

記者の「報道によると、オブライエン米国家安全保障担当大統領補佐官は11日、『中国は新型コロナウイルス感染による肺炎が発生した当初最善策を取らず、感染状況を隠蔽したため、国際社会が対応するのに2ヶ月もの時間がかかってしまった』と発言した。中国側はこれをどう評するか?」という質問に対し、耿報道官は次のように回答した。

【耿報道官】我々は、米国の一部高官がこのような時にすべてを中国のせいにし、責任を転嫁し、中国政府と国民の感染拡大防止における努力を中傷するのではなく、感染拡大防止と協力推進に力を集中させることを望む。

米国のこの高官は中国が感染状況を「隠蔽」したと非難しているが、国際社会の公論は、「中国は公開された透明な態度で情報を発表し、記録的な速さで病原体を識別し、直ちに自ら進んで世界衛生機関(WHO)及び米国も含めた他国に関連ウイルスの遺伝子配列を共有した」というものだ。

米国のこの高官は米国と国際社会の対応が遅れた責任は中国にあると言っているが、国際社会の公論は、「中国の行動の速さ、規模の大きさは世界でもまれに見るものであり、中国のスピード・規模・効率を示した」というものだ。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年3月13日

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