『中国軍の国連平和維持活動への参加30年』白書発表

人民網日本語版 2020年09月18日14:20
『中国軍の国連平和維持活動への参加30年』白書発表

国務院新聞弁公室は18日『中国軍の国連平和維持活動への参加30年』白書を発表した。新華社が伝えた。

白書は、「中国軍は国連平和維持活動(PKO)の非常に重要な部隊だ。中国のPKO将兵の足跡はカンボジア、コンゴ民主共和国、リベリア、スーダン、レバノン、キプロス、南スーダン、マリ、中央アフリカなど20余りの国や地域に及び、紛争の平和的解決の推進、地域の安全と安定の維持、駐在国の経済・社会発展の促進などに重要な貢献をしてきた」と指摘した。

PKO待機部隊を新設し、PKO支援要員を増派し、各国でPKO要員育成任務を達成し、アフリカ連合に無償軍事援助を行い、ヘリコプター分隊を初派遣して任務を遂行し、中国ー国連平和維持・発展基金を創設してPKOを支えた。白書は、中国がPKOサミットでの約束を全面的に実行に移してきたことを強調した。

また白書は、「中国軍は平和維持の国際協力を積極的に推進している。中国軍は相次いで90以上の国、10以上の国際機関や地域組織と平和維持交流・協力を実施し、相互訪問、専門家交流、合同演習・訓練、人員育成等を通じて相互理解を増進し、経験や手法の交流を行い、実務協力を強化し、二者間・多者間関係を緊密にし、平和維持能力を高め続けてきた」と指摘。

さらに、「中国軍は人類運命共同体の構築に寄与する。中国は引き続き安保理常任理事国としての役割を発揮し、PKOを断固として支持し、これに参加し、国連『平和維持のために行動』イニシアティブに積極的に呼応し、PKOの合理的で必要な改革を支持し、平和が永続する、普遍的に安全で、共に繁栄する、開かれた包摂的な、クリーンで美しい世界を構築するためにしかるべき貢献をしていく」とした。

白書はまた、中国軍のPKO参加を時系列でまとめた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年9月18日

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