2020年最後の100日間 中国として注目すべき10件の重大事

人民網日本語版 2020年09月23日13:18

2020年は非凡な一年となる運命にあった。2020年も残り100日間。中国には達成すべき重大事がまだ多くある。今回人民網では、10件の重大事を以下の通りまとめた。我々はこれらの重大事を共に見守り、また関与することになるだろう。

(1)中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議

今年は第13次五か年計画の最終段階の年だ。中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が10月に開催され、第14次五か年計画及び2035年までの長期目標の策定に関する提言を検討する。第14次五か年計画期は中国にとって、小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、第1の百年奮闘目標を達成した後、勢いに乗じて社会主義現代化国家の全面建設という新たな征途に就き、第2の百年奮闘目標に向けて邁進する最初の5年間となる。そのため、今回の五中全会の開催は大いに注目される。

(2)貧困脱却の難関攻略の決戦の年

2020年、中国は現行基準の下で全ての農村貧困者を貧困から脱却させ、全ての貧困県を解消し、絶対的貧困を歴史的に根絶する。これは、国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が定めた貧困削減目標を中国が10年前倒しで達成することを意味する。我々は中国共産党と中国国民が苦労を重ねて創造したこの世の奇跡を目撃することになる。

(3)小康社会の全面的な完成

2020年は一里塚的意義を持つ年だ。中国は小康社会を全面的に完成し、第1の百年奮闘目標を達成するだろう。これは中国の発展の歴史においても、社会主義の発展の歴史においても、重大な現実的意義と計り知れない歴史的意義を持ち、民族の復興という中国の夢の実現において鍵を握る一歩だ。

(4)中国人民志願軍抗米援朝出国作戦70周年

中国人民志願軍が中朝国境を越えて米国に抵抗し、朝鮮を支援してから10月25日で70年目を迎える。敵方との戦力に大きな落差がある中、志願軍は2年9ヶ月間の血みどろの奮戦を経て、平和を守り、侵略に抵抗するこの正義の戦いにおいて最後の勝利を収めた。

(5)第7回国勢調査

第7回国勢調査が11月1日から始まる。今回の国勢調査は新発展理念を貫徹・実行し、質の高い発展を推進し、人の全面的発展を促進するうえで、重大かつ計り知れない意義を持つ。

(6)第3回中国国際輸入博覧会

第3回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日まで上海で開催される。特定の国が反グローバリズムの風を巻き起こし、保護主義の障壁を築く中、博覧会の開催は必ずや開放型世界経済の構築を断固として後押しする中国の決意と努力を改めて示すものとなるだろう。

(7)第7回世界インターネット大会

第7回世界インターネット大会が今年第4四半期に烏鎮で開催される予定だ。同じ時期に、第7回「インターネットの光」博覧会も開催される。今回の会議でも、中国はインターネット大国としてのしかるべき責任感を再び示し、各国間の共通認識を形成し、各国が理解と相互信頼を増進するようにし、世界のインターネットの共同享受・ガバナンスを促進する。

(8)月探査第3期プロジェクトが最終段階に

「嫦娥5号」が年内に機会を見て月からのサンプル採取と地球帰還の任務を実行する。これは中国の月探査第3期プロジェクトの最終段階の取り組みとなる。中国は米露に続き、宇宙機を月から地球へ帰還させた3番目の国となる可能性がある。

(9)地級市で5G網の全カバーを実現

中国は2020年末までに、全国全ての地級市で5Gネットワークのカバーを実現することを目指す。5G技術の発展は、生産方式の変革を促し、伝統産業を引き上げ、新しいタイプの業態の誕生を促し、新たなビジネスチャンスをもたらし、さらには消費と生活を変革し、社会全体のデジタル化移行を促進する見通しだ。

(10)中国資本市場誕生30周年

中国の資本市場誕生から12月19日で30年目を迎える。数多くの困難を克服し、数々の成果を挙げた30年だった。1990年にゼロから開始して以来、2020年までに中国は世界第二の資本市場へと飛躍した。資本市場の発展の歩みは、中国経済の急速な発展の貴重な縮図ともなった。新たな出発点において、中国の資本市場の各改革・開放政策に期待が寄せられている。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年9月23日

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