米高官が先日の米日印豪4か国外相会議で「感染状況を隠蔽した」と中国を非難したことについて、外交部(外務省)の華春瑩報道官は9日の定例記者会見で「21万人の命が失われてもなお、米側の政治屋の良心を呼び覚ますには足りないのだろうか?中国側は米側の政治屋が際限なく嘘を繰り返すのを止め、新型コロナ対策に力を集中し、米国民の命を救うために最大限の努力を尽くすことを望む」と述べた。
米日印豪4か国の枠組みについては「21世紀はグローバル化の時代であり、各国の利益が深く融合している。閉鎖的、排他的な『小集団』作りは各国間の相互信頼と協力の増進、特に現在国際社会が共通して直面している新型コロナウイルス感染症対策と世界経済の回復推進という重大で差し迫った課題に無益だ。中国側は関係国が世界各国及び全人類の共通利益の観点に立ち、協力の強化に力を集中し、できるだけ早く新型コロナに共に打ち勝つと同時に、地域さらには世界の経済回復のために平和な環境を築き、協力のチャンスを提供することを望む」とした。
また「中国の新型コロナとの闘いのタイムラインは極めて明白であり、その努力と成果は誰の目にも明らかだ。どこから隠蔽との主張が出てくるのか?現在米国では新型コロナウイルスの感染者数が760万人を超え、累計死者数は21万人を超えている。世界で最も強大で最も優れた医療資源を持つ国である米国が、こんなに心の痛む結果を出しているのはなぜか?」と指摘。
「21万人の命が失われてもなお、米側の政治屋の良心を呼び覚ますには足りないのだろうか?我々は米側の政治屋に、新型コロナ対策の問題で他国への責任転嫁を止めるよう望む。責任を転嫁してもウイルスは去らず、患者を救うことはできないからだ。彼らは際限なく嘘を繰り返すのを止め、理性を取り戻し、新型コロナ対策に力を集中し、米国民の命を救うために最大限の努力を尽くすべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年10月12日