米国のポンペオ元国務長官らが最近再び、武漢ウイルス研究所からのウイルス漏洩という陰謀説を再び煽り立てていることについて、中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は24日の定例記者会見で、「ポンペオ元国務長官らは退任後も反中によって個人的利益を図り、中米関係を翻弄することを妄想している。これは徒労に終わる運命にある」とした。
【記者】ウォール・ストリート・ジャーナルは23日、ポンペオ元国務長官とマイルズ・ユー(余茂春)氏の署名記事を掲載し、武漢ウイルス研究所からウイルスが漏洩したとの陰謀説を再び煽り立てたうえ、中国の責任を追及するよう世界に求めた。だが我々の見たところ、記事は様々な実証されていないデマを引用しており、中にはすでに反証されているものも含まれている。これについて中国側としてコメントは。
【汪報道官】ポンペオ元国務長官の撒き散らした、いわゆる「武漢研究所ウイルス製造説」あるいは「漏洩説」は、とうに世界のほぼ全てのトップレベルの科学者や疾病抑制専門家によって公に否定されている。世界保健機関(WHO)で新型コロナウイルスの起源を解明する国際専門家チームも、「新型コロナウイルスが研究所から漏洩した可能性は極めて低い」と繰り返し明確に表明した。
ポンペオ元国務長官の信望はとうに失墜しており、嘘の代名詞となっている。ポンペオ元国務長官らは依然として退任後に反中によって個人的利益を図り、中米関係を翻弄することを妄想している。これは必ずや徒労に終わるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月25日