中国政府が対外援助で提供した新型コロナウイルスワクチンの第1陣が1日、パキスタンの首都イスラマバード近郊のヌール・カーン空軍基地でパキスタン側に正式に引き渡された。人民日報が伝えた。
パキスタンのクレシ外相は引き渡し式で、同国が中国政府から新型コロナワクチンの援助を受ける初の国となったことに言及。パキスタンが必要とする時に再び中国の政府と人々が支援の手を差し伸べてくれたことに謝意を表した。
中国の農融・駐パキスタン大使は、「中国側がパキスタン側に援助した今回のワクチンは、パキスタンの人々が急いで必要とする医療物資であるというだけでなく、それ以上に両国の強固な友情を生き生きと表している。これは中国政府が対外的に提供するワクチン援助の第1陣であり、ワクチンを国際公共財にするという中国の指導者の重要な表明を実行に移す具体的措置でもある」と述べた。
また農大使は、「中国とパキスタンの国交樹立から今年で70年になる。中国は引き続きパキスタンの新型コロナ対策、経済回復、社会発展に貢献していく」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月2日