外交部、新型コロナの起源解明問題について米側に3つの問い

人民網日本語版 2021年02月20日08:16

外交部(外務省)の18日の定例記者会見で、華春瑩報道官が新型コロナウイルスの起源解明に関する質問に答えた。

【記者】報道によると、ラーブ英外相は新型コロナウイルスの起源解明を行う世界保健機関(WHO)の国際専門家チームが中国で十分な協力や必要とする回答を得られたか否かについて憂慮を表明し、専門家チームとの全面的な協力を中国側に求めた。サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「専門家チームの報告書は独立したものでなければならない。中国は新型コロナ感染症発生初期の全ての生データを提供しなければならない」と述べた。これについて、中国側としてコメントは。

【華報道官】複数のWHO専門家及び関係する研究者がすでに、「世界が新型コロナウイルスの起源への理解を深められるような生データの提供を中国側が拒絶した」との一部西側メディアの報道は、彼らが中国で経験した事と全く一致せず、専門家チームメンバーの発言を西側メディアが故意に曲解し、選択的に引用したことに失望し、こうしたメディアを恥ずかしく思うと公に表明している。

WHO専門家チームのメンバーは、中国側人員が作業に大変協力的であり、「訪れたい場所は全て訪れ、会いたい人には全て会い」、作業の過程で「彼らが率直で信頼に値することを感じ、新たな重要データを得て、ウイルスの感染経路に関するより多くの情報も知った」と繰り返し表明した。私はこれこそが科学的で専門的な姿勢だと思う。今の質問で言及された特定の政治屋の発言は、まさに政治が科学に干渉する新たな例証だ。

我々が繰り返し言及したように、実のところ国際メディアでは、ウイルスと感染が2019年後半にはすでに世界各地で出現していたことに関する報道が増えている。例えば私は今日、「European Journal of Epidemiology」に最近掲載された研究結果は、新型コロナウイルスがすでに2019年11月に欧州に出現しており、かつフランスで広まり始めたことを示しているとの報道を目にしたばかりだ。これはフランスの複数の専門家による大規模なレトロスペクティブスタディに基づき得られた結論だ。

2019年6、7月にはすでに、米国メディアがフォート・デトリックの問題を報じ始めた。米国メディアの報道によると、2019年7月にバージニア北部で原因不明の呼吸器系疾患が出現し始め、ウィスコンシン州で大規模な「電子タバコ疾患」が発生した。同月、米疾病予防管理センター(CDC)はフォート・デトリックに大半のオペレーションの中止を要求した。2019年7月末、フォート・デトリック近くの2つの老人介護施設で肺炎を引き起こす原因不明の呼吸器疾患が出現した。2019年8月、CDCは「国家安全保障上の懸念」を考慮し、フォート・デトリック閉鎖に関する詳細と原因を公表することはできないとの声明を発表した。2019年9月、フォート・デトリックの所在地であるメリーランド州は「電子タバコ疾患」の症例数が倍増したことを報告した。2020年3月、CDCは2019年秋の米国でのインフルエンザ死亡例の一部が新型コロナウイルスに感染していた可能性を公に認めた。2019年12月の米国人の献血サンプルの一部に、すでに新型コロナウイルスの抗体があったことも報じられている。

これらはいずれも米国メディア自身の報道によるものだ。人々が興味を抱き、知りたいのは、「米国は新型コロナ関連の全ての生データを提供できるのか」、「WHOと全面的かつ十分な協力を実施できるのか」、「米国はWHOの専門家を招いて起源解明の視察を行い、独立した結論を出すことができるのか」という次の3つの問いかけに対する答えだ。

専門家が指摘したように、事実に基づく証拠が積み重ねられ続け、科学的仮説が固まってくるに従い、起源解明の作業も対象となる地域に変化が生じるだろう。中国はすでにオープンで透明な姿勢に基づき、WHO専門家と踏み込んだ、専門的で科学的な協力を実施した。我々は関係国も同様に積極的、科学的、協力的な姿勢を堅持して、世界規模のウイルス起源解明を行い、研究成果を共有し、パンデミックとの闘いにおける国際協力と人類衛生健康共同体の構築のために共に尽くすべき責任と義務を引き受けることを望む。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年2月20日 

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