国家発展改革委員会が6日に、中豪戦略経済対話の枠組みでの全ての活動を即日無期限に停止すると発表したことについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は同日の定例記者会見で、「ここしばらくの間、オーストラリア側が中国の厳正な立場と度重なる申し入れを顧みず、いわゆる『国家安全保障』の理由を乱用して、中豪間の経済、貿易、人材、文化分野の協力事業及び既存の成果に対して、これまでにも増して厳しい制限と締め付けを行い、両国間の相互信頼を深刻に損ない、正常な交流と協力の基礎を破壊したため、中国側は必要かつ正当な対応を取らざるを得なくなった。オーストラリアはこれに対して全ての責任を負わなければならない」と表明。
そして、「中国側は健全で安定した中豪関係は両国の根本的利益にかない、中国協力の本質は互恵・ウィンウィンだと一貫して考えている。これと同時に、各国間の対話と実務協力は、相互尊重と良好な相互信頼が前提条件だ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月7日