習近平国家主席がウクライナ、トルコ、バルバドス首脳と電話会談

人民網日本語版 2021年07月14日13:52

習近平国家主席は13日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領、トルコのエルドアン大統領、バルバドスのモトリー首相とそれぞれ電話会談を行った。新華社が伝えた。

ゼレンスキー大統領との会談で習主席は、「現在もなお新型コロナウイルスの感染拡大がぶり返している。国際社会が団結・協力して初めて、人類とウイルスとのこの極めて困難な闘いに勝利できる。中国側はウクライナ側と引き続きワクチン、中国医薬分野で協力を強化し、ウクライナが感染拡大に打ち勝つ手助けをしたい。双方は『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設を契機に、インフラ、国際定期貨物列車『中欧班列』プロジェクト等で協力を推し進め、農産物協力を強化し、人的・文化的交流及び協力を拡大する必要がある」と指摘した。

ゼレンスキー大統領は、「新型コロナウイルスのパンデミックに襲われている中、中国側はウクライナ側に速やかに貴重な支援を行い、ウクライナの新型コロナとの闘いのために重要な役割を果たした。双方のワクチン・医薬分野の協力強化を希望する。ウクライナは『一つの中国』政策を揺るぎなく遂行する。両国の戦略的パートナーシップ構築10周年と国交樹立30周年を契機に、各分野で中国側と交流・協力を推進していきたい」とした。

エルドアン大統領との会談で習主席は、「中国側はトルコ側が国家主権、独立、領土的一体性を守り、自らの国情に合った発展の道を歩むことを支持する。テロ対策、安全保障分野でトルコとの協力を強化したい。双方は『一帯一路』共同建設イニシアティブとトルコ側の『中間回廊』計画の連携を推進し、二国間貿易構造を優れたものに変えるための新たな構想と措置を検討し、経済貿易協力水準を高め、両国間の実務協力がより多くの成果を挙げる後押しをするべきだ」と指摘した。

エルドアン大統領は、「トルコ側は対中関係の発展を非常に重視しており、中国との往来を緊密化し、未来志向で、積極的に『一帯一路』を共同建設し、経済貿易・インフラ分野の実務協力を拡大することを望んでいる。中国企業のトルコでの投資協力を歓迎する。トルコの新型コロナとの闘いに対する中国側の貴重な支持に感謝する。中国製ワクチンは安全性と有効性が世界から認められ、信頼されている。中国側とワクチン協力を強化していきたい」とした。

モトリー首相との会談で習主席は、「中国側はバルバドス側と国政運営経験の交流を強化し、インフラなど実務分野の協力を拡大し、両国関係を新たな段階へと押し上げ続けていきたい。引き続きバルバドスの経済・社会発展をできる限り支援したい。双方は国際問題での調整・協調を強化し、発展途上国の共通利益を守るべきだ」と指摘した。

モトリー首相は、「バルバドスは中国のような友人を持つことを嬉しく思っている。中国との間で二国間実務協力や多国間の意思疎通と協力を強化し、『一帯一路』を共同建設し、両国関係及び中南米と中国の関係の一層の発展を後押ししていきたい。バルバドスの新型コロナとの闘いに対する中国側の貴重な支援に感謝する。バルバドスはウイルスの起源解明問題の政治化に反対し、ワクチンの発展途上国への公平な分配の推進における中国の積極的貢献を称賛する。中国側とワクチン協力を強化したい」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年7月14日

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