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米国の根拠なき対中非難に中国が反論「政治工作ではパンデミックに打ち勝てず」

人民網日本語版 2021年07月29日15:26

中国の戴兵国連次席大使は28日、新型コロナウイルス対応を検証する独立パネルの報告に関する国連総会の非公式会合に出席した際、米国の根拠なき対中非難に厳しく反論し、「政治工作を弄してもパンデミックには打ち勝てず、支持も得られず、失敗に終わる」と強調した。新華社が伝えた。

戴氏は、「米国代表はまたしても国連の場を濫用し、ウイルス起源解明の問題を利用して大々的に政治工作をしたが、これは会合の本来の目的とは全く合致しない。中国側は断固たる反対を表明する」と述べた。

戴氏は、「中国は一貫して起源解明の国際協力に積極的に参加しており、すでに2回、WHOの専門家を中国での合同調査に招待した。専門家らは希望する全ての場所を訪れ、希望する全ての人に会い、『研究室から流出した可能性は極めて低い』との科学的結論を出すとともに、『可能性のある早期症例を世界的規模で探る』などの重要な提言を行い、国際社会の幅広い同意を得た。次の段階の起源解明作業は、これを基礎に継続・拡大し、世界各国・各地で確認された様々な初期症例を調査すべきだ」と指摘。

また、「誰もが目の当たりにしているように、米国は自らの新型コロナ対策不足の責任を転嫁するために、科学と事実に背き、公然と起源解明問題を政治化し、スティグマタイゼーションを行っている。他国のイメージを汚し、他国を叩くという政治的目的を達成するために、みだりに虚偽情報や嘘を撒き散らしており、すでに科学倫理や守るべき道徳的一線を完全に喪失している。公然と脅迫し、手段を選ばずに起源解明の国際協力を妨害して、国際社会から激しく非難されている。実際、世界保健機関(WHO)事務局が先日打ち出した第2段階の起源解明作業計画は深刻な政治的干渉を受けており、多くの国々がこれに重大な懸念と反対を表明した」と述べた。

戴氏はさらに、「新型コロナウイルスは起源を解明する必要がある。中国は『開放・透明・科学・協力』の精神を堅持し、加盟国間の十分な協議を踏まえて、世界各国・各地で研究協力を進めることを支持したいと考えている。政治ウイルスも起源を解明する必要がある。中国は米国に対して、科学を尊重し、人命を救い、新型コロナ対策の国際協力と起源解明協力の阻害を止め、オープンで透明性ある協力姿勢で、WHO専門家による自国での起源解明調査を歓迎するよう忠告する」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年7月29日

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