中国外交部が原潜事故について米側に3つの問い

人民網日本語版 2021年10月12日14:33
中国外交部が原潜事故について米側に3つの問い

外交部(外務省)の趙立堅報道官は11日の定例記者会見で、先日起きた米原子力潜水艦の事故について、できるだけ早く詳細な説明を行い、国際社会や地域の国々を納得させるような説明をするよう米側に促した。

【記者】10月7日に起きた米原潜の衝突事故について、ロシアの軍事専門家・コノヴァロフ氏は、「米国がアジア太平洋地域に配置している艦船や潜水艦は様々な物体や民間船舶としばしば衝突を起こしており、死傷者を出すこともあり、専門性の面でしばしば批判を浴びている」と指摘した。これについて中国としてコメントは。

【趙報道官】ロシアの識者の懸念に留意している。中国も衝突事故について重大な懸念を表明した。米側は事故発生後5日近く経ってようやく声明を出したが、その内容は不明瞭なものだった。このような無責任で、引き延ばしや隠蔽を行う姿勢は、米側の意図や事故の詳細に対する国際社会の疑念を一層強めた。米側には、事故の詳細な状況を説明し、以下の点を明確にする責任がある。

第1に、原潜事故は一体どこで起きたのか。第2に、事故によって放射能漏れや海洋環境の破壊は起きたのか。第3に、事故発生海域における航行の安全や漁業操業への影響はあるのか。

米側は責任ある姿勢で、今回の事故について、できるだけ早く詳細な説明を行い、国際社会や地域の国々を納得させるような説明をするべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年10月12日

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