外交部(外務省)の趙立堅報道官は29日の定例記者会見で、「北京冬季五輪の準備作業が素晴らしい成果を挙げていることは誰の目にも明らかだ。北京冬季五輪の準備はすでに大詰めを迎えている。夏季・冬季両五輪の開催都市である北京は、『シンプル、セーフティ、ワンダフル』な大会を世界に示すことになるだろう」と表明した。
【記者】国際オリンピック委員会(IOC)委員で元副会長のディック・パウンド氏がこのほどインタビューを受け、北京冬季五輪について、「大会準備において、中国にはいかなる問題もない。中国には素晴らしい冬季五輪大会を開催する能力があると信じる」と述べたことについて、コメントは。
【趙報道官】まさにパウンド氏が述べたように、2022年冬季五輪の開催地に北京が選ばれた重要な理由の1つは、中国のスポーツ大国としての地位及び国際スポーツ大会の計画・運営能力にある。2015年に北京が2022年冬季五輪の開催権を獲得し、冬季五輪組織委員会を設立して以来、冬季五輪準備の関係者は着実に取り組み、困難を乗り越え、冬季五輪の素晴らしいビジョンを一歩一歩現実のものにしてきた。
2021年も最後の週に入り、あと40日足らずで北京冬季五輪が開催される。2021年は北京冬季五輪の準備作業を全面的に整え、決戦の勝負をつける正念場の1年だった。この1年間に我々は、競技施設の全面的竣工、北京冬季五輪の聖火の採火式・引継式・歓迎式の順調な実施、北京冬季五輪・パラリンピックのメダル「同心」の発表、ユニフォームや装備の正式発表、氷上種目テストイベントの成功といった冬季五輪の重要イベントを見届けてきた。我々は冬季五輪の準備作業を効率的かつ高い水準で進めると同時に、新型コロナウイルス対策を着実に行い、五輪関係者及び市民の安全と健康の確保に全力を挙げた。
北京冬季五輪の準備作業が素晴らしい成果を挙げていることは誰の目にも明らかだ。このところ、多くの国々の選手や各界、IOCなど国際組織から、北京冬季五輪を支持し、待ち望む声が次々に挙がっている。
北京冬季五輪の準備はすでに大詰めを迎えている。夏季・冬季両五輪の開催都市である北京は、「シンプル、セーフティ、ワンダフル」な大会を世界に示すことになるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月30日