半分の日程が終わった北京冬季五輪は高い評価を受け、多くの人がリアルな中国を見る機会ともなっている。
フリースタイルスキーの米国代表であるアーロン・ブランク選手は記者会見で、「米国で北京冬季五輪に関する無責任な報道を見たが、どれも噓だった。実際は、全てが素晴らしい。スタッフやPCR検査をする医療従事者など全ての人から、宿泊環境に至るまで、参加したことのある冬季五輪の中でもハイレベルな大会だ」と絶賛した。ブランク選手と同じくフリースタイルスキーの米国代表であるアレックス・フェレイラ選手も、誠実で、友好的な口調で、選手村のスタッフを高く評価した。
北京冬季五輪が開幕してから現在に至るまで、米国のニュースの嘘が暴かれるようなシーンが何度も目にされている。
画像を巧妙に使うことで、ビッグエア首鋼の隣にある冷却塔のことが「原子炉」と伝えられたものの、結局、ビッグエア首鋼のグリーンな理念とすばらしさが広く知られる結果となった。また、人工雪は「環境に悪い」や「危険」と非難されたものの、各国から来た選手からは、北京のスキー場は「素晴らしい」や「すごい」という声が続々と上がっている。また、「視聴率が全く伸びない」と伝えられ、「北京冬季五輪は不人気」というイメージが植え付けられようとしたものの、実際の専門データは、今大会は米国史上で視聴数が最高の番組になる可能性があることを示している。このように、デマによって「事実」を覆い隠すことはできない。
今大会で、各国の選手がSNSで伝えている実際に経験したことは、最もリアルな「ニュース」となっている。バックが薄暗く見えるように施された加工も、暗い雰囲気のバックミュージックもなく、夢を追いかける素晴らしいエピソードや人の心を感動させる友情を映し出すシーンなどから、円滑に開催されている同大会に対して、多くの人々が高い評価をしていることがにじみ出ている。
アルペンスキーのエクアドル代表であるサラ・エスコバル選手は、英語とスペイン語で、「これは選手村での練習の1日。ありがとう北京!」とSNSに綴り、リュージュのボスニア・ヘルツェゴビナ代表であるミルザ・ニコライエフ選手は、春聯(春節に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)を紹介する動画を作ってアップした。また選手村には、海外から来た代表選手たちが書いた感謝のメッセージがたくさん寄せられている。
北京冬季五輪は世界が中国について知る窓口となっている。新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大する中、予定通りに開催され、白熱した素晴らしい競技が連日繰り広げられていることで、中国の実力と活力が十分に示されている。また、人々の心を温かくする交流や中国の価値、中華文化、東洋の理念、ひいては今の中国人の精神状態などが、生き生きとした形で表現され、世界中の人が見聞きすることができている。西側メディアでこれまでにもあり、今もあり、今後もあるであろう、中国に関するデマは、反論することもなく自ら崩れ去っており、今後もそうなることは明らかだ。巧みな言葉遣いで中国に塗った「泥」にもすでにひびが入っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月17日