張軍国連大使「対話と協議が朝鮮半島問題解決の唯一の正しい道」

人民網日本語版 2022年05月12日14:42

中国の張軍国連大使は11日、朝鮮半島情勢に関する国連安保理の公開会合で、対話と協議が朝鮮半島問題解決の唯一の正しい道だと述べた。中国新聞社が伝えた。

会合では、キアリ国連事務次長補(中東・アジア太平洋担当)が、朝鮮が5月4日と7日に弾道ミサイルを発射したこと、豊渓里核実験場の建設作業を再開したことを示す兆候があるなど、懸念される事態の推移を報告した。

張大使は「現在の朝鮮半島情勢は緊迫した側面が際立ってきており、情勢のエスカレーションが懸念される。中国は各方面に対して、冷静さと自制を保ち、対話と協議という正しい方向性を堅持し、緊張を激化させ、誤った判断を招きうるいかなる行動も避けるよう呼びかける」と表明。

「直近の事態に対して、中国と少なからぬ安保理理事国は、理事国のコンセンサスを最もまとめられる方法を検討し、朝鮮半島問題の政治的解決を後押しする有力な行動を取るべく、合理的な提案を行った。中国とロシアの提出した決議案も、この目的に基づくものだ。遺憾なことに、米国は中国や他の理事国の合理的提案に対し見て見ぬ振りをし、依然として制裁に執着している。我々は、米国が否定的な態度を改めれば、理事国間の合意は可能だと信じる。理事国が中露の決議案を真剣に検討することを希望する」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年5月12日

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