イラスト作成・譚希光 |
ロシア・ウクライナ紛争が2ヶ月以上続き、国際社会が和平交渉の促進に尽力する中、米国はウクライナへの兵器供与に忙しい。
AP通信の報道によると、バイデン米大統領は5月3日、アラバマ州トロイにあるミサイル「ジャベリン」の製造工場を訪問。ウクライナを引き続き支援するため、総額330億ドル(1ドルは約131円)の追加予算の承認を米議会に求めた。
実際、この危機を作り出したのは米国にほかならない。米国主導のNATOの継続的な東への拡大が危機の火種となった。その後、米国はその火種を煽って焚き付け続け、火に油を注ぎ、漁夫の利を得ている。ウクライナは米国の地政学的チェスの1つの駒に過ぎず、ロシア封じ込めの「足掛かり」なのだ。
米国の真の目的は自らの覇権維持であり、「駒」の運命がどうなるかを気にかけることはないだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月9日