米テキサス州南部ユバルディの小学校で現地時間5月24日に発生した銃乱射事件では、これまでに少なくとも児童19人と教員2人が死亡した。
米国メディアは、過去10年間に米国の小学校で起きた襲撃事件の中で犠牲者の数が最も多いものだと報じた。
米国の非営利団体「Gun Violence Archive」のウェブサイトによると、今年米国では5月24日時点で、すでに大規模な銃撃事件が212件発生し、米国人1万7000人以上が銃暴力で死亡している。
銃暴力はますます悪化
米司法省が5月17日に発表した報告書によると、2000年から2020年の間に、米国における銃器の年間生産量は390万丁から1130万丁へと3倍近くに増え、市販の銃は合計1億3900万丁以上生産された。
統計によると、米国は人口では世界全体の4.2%を占めるに過ぎないが、民間の銃保有数では世界全体の46%を占め、総数は3億9300万丁にも達する。
人種差別と密接な関係
2022年4月中旬にピュー・リサーチセンターが実施した調査のデータによると、米国の銃暴力はレイシズムと密接に関係しており、人種的理由による暴力被害を懸念する回答者は黒人で32%、アジア系で21%、ヒスパニックで14%だったのに対して、白人ではわずか4%だった。
少年を標的とした学校での銃乱射事件の多発
2021年に米国では4万4750人が銃暴力で死亡し、このうち1553人が17歳以下の少年や児童だった。銃暴力による負傷者は4万359人で、このうち4107人が17歳以下の少年や児童だった。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月27日