米国務長官が「中国の挑戦」誇張 中国大使「競争を主流としてはならない」

人民網日本語版 2022年05月28日13:39

米国のブリンケン国務長官は26日にバイデン政権の対中戦略について演説を行い、いわゆる「中国の挑戦」を誇張した。これについて、中国の秦剛駐米大使は同日、「両国には大きな共同の利益と共同の責任があり、協力・ウィンウィンを二国間関係の基本とするべきだ」と述べた。新華社が伝えた。

ブリンケン国務長官は26日、ジョージ・ワシントン大学で行った演説で、「中国は世界秩序に対して『最も深刻な長期的挑戦』を構成している」と述べ、徒党を組んで小集団を作るとのいつもの主張を繰り返し、米国は「中国を取り巻く戦略的環境を形作って対応する」とした。同時に、「米国は中国との間で衝突や新冷戦が起こることを求めていない」とも述べた。

これに対し、秦大使は米インディアナ州で開催されたインディアナ世界経済サミットに出席した際に関連質問に答えて、「中米は協力・ウィンウィンであって初めて両国国民と世界に幸福をもたらすことができる。中米間に競争が存在したとしても、これを中米関係の主流やメインの基調としてはならない。競争によって中米関係を定義すれば緊張を高め、対抗を引き起こすだけだ。米国のいわゆる競争は公平で健全な競争ではなく、競争はどちらか一方だけが勝利するゼロサムゲームではなく、自分のルールを相手に無理矢理押しつけるものでもなく、ましてや手段を選ばずに相手を抑えつけたり攻撃したりするものでもない」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年5月28日

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