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若者のザリガニ離れ顕著化 今年の販売量激減

人民網日本語版 2022年06月07日10:48
若者のザリガニ離れ顕著化 今年の販売量激減
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最近のある報告書によると、これまで人気が高かったザリガニのEコマースサイトの販売が急激に落ち込んでいる。ある大手ザリガニ加工会社を例にとると、2020年は1200トンだった販売量が、翌2021年には約200トンまで減少し、その減少幅は83.3%だった。

また、複数の実店舗でも、商売が落ち込みつつあると感じている。湖北省武漢市で屋台を営む店主の余成さんによると、今年のザリガニ販売量は、前年同期比約20%減少したという。

若者のザリガニ離れの理由とは?

外的要因と内的要因が重なったためとするのが大方の意見となっている。外的要因としては、新型コロナウイルス感染拡大によって人々が集まる機会がめっきり減ったことで、もともと「社交の場」に欠かせなかったザリガニに対するニーズが弱まったことが挙げられる。ある消費者は、「これまでザリガニを食べていたのは、食べる楽しみ自体よりも、仲間たちと集まってお酒を飲みながらワイワイお喋りするためだった。でも、集まる機会が減った今では、ザリガニを食べることも自然に少なくなった」としている。

内的要因としては、主に、ザリガニの値段がますます高騰し続けていることが挙げられる。ある消費者は、「あるレストランでは、ザリガニ500グラムあたり約100元(約2千円)の価格がついている。100元出すなら、もっとおいしくて、栄養価も高いエビを食べる」としている。

中国中央テレビ(CCTV)の人気グルメドキュメンタリー番組「舌で味わう中国」の陳暁卿監督は、以前、「ザリガニは、社交の場に最適な食べ物だった。なぜなら、ザリガニを食べるにはスマホを手から離さざるを得ないから」としていた。業界そのものに目を転じると、ザリガニ業界が対峙しなければならない問題は、「社交の場に欠かせないとはいえ、それに依存し過ぎてはならない」という点かもしれない。(編集KM)

「人民網日本語版」2022年6月7日

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