「中国は依然として多国籍企業の重要な投資先」との報告に外交部がコメント

人民網日本語版 2022年06月21日14:38

中国外交部(外務省)の20日の定例記者会見で、汪文斌報道官が多国籍企業青島サミットの報告書に関する質問に答えた。

【記者】19日の第3回多国籍企業青島サミットの開会式で発表された報告書で、中国が依然として多国籍企業の世界における重要な投資先であることが示されたことについて、コメントは。

【汪報道官】今回の青島サミットで発表された報告書「中国における多国籍企業:グローバルサプライチェーンの再構築における再選択」で、中国が依然として多国籍企業の世界における重要な投資先であり、多国籍企業の対中投資が安定の中で成長し、投資構造が最適化され続け、経営効果・利益が好転し続けていることが示されたことに、私は注意を払っている。新規または増資の1億ドル以上の大型外資案件は、2019年の834件から2021年には1177件に増え、3年連続で2桁の伸びを維持した。2021年の中国の製造業の外資導入額は実行ベースでは前年比8.8%増の337億3000万ドルで、うちハイテク製造業が3分の1以上を占めた。

新型コロナ対策と経済・社会発展を効率的かつ統合的に計画する一連の政策の効果があらわれ続けることで、5月期に中国の国民経済の主要指標は改善し、経済運営は回復基調を示した。中国税関総署の統計によると、5月の中国の物品貿易輸出は前年同月比で15.3%増加した。上海航運取引所が先ごろ発表した報告によると、中国の輸出コンテナ輸送市場の運営はおおむね安定を維持し、最近の上海港の欧州航路、米国西海岸航路、米国東岸航路などへの船舶の平均積載率はほぼ満載となっている。6月18日のオンラインショッピングイベントでは、複数のネット通販プラットフォームが過去最高の売上高を記録し、宅配業者の多忙ぶりが中国における消費の活力を示した。

中国経済の着実な動きは、中国経済発展の見通しに対する国際社会の信頼をさらに高めた。中国米国商会の最新の白書によると、会員企業の多数が、世界の勝者になるためには中国市場で競争力を維持することが極めて重要であると考え、中国市場の深耕に依然尽力している。今年1〜5月の中国の実行ベース外資導入額は前年同期比で17.3%増加し、米ドルベースで22.6%増加した。

今後、中国は市場アクセスをさらに緩和し、公平な競争を促進し、貿易と投資の自由化及び円滑化を推進し続け、市場化され、法治化され、国際化されたビジネス環境の構築に力を入れていく。王勇国務委員が今回の青島サミットの開会式で指摘したように、中国の開放の扉はさらに大きく開かれ、ビジネス環境はさらに良くなり、発展の機会はさらに大きくなっていく。中国は各国企業が中国で投資し、事業を興し、中国市場を深耕し、競争に公平に参加し、発展の「配当」を分かち合うことを歓迎する。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年6月21日

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